2012/12/26 国際理解についての出前授業

国際理解についての出前授業を承ります

詳細はコチラからダウンロードできます

★ 資源問題などに取り組む大学生がお伺いします
★ テーマは「紛争鉱物問題」
★ 独自に開発したデジタル教材を使用
★ 「総合学習」「理科1」「公民」の3教科の学習指導要領に準拠した内容

この出前授業の目的
これからの社会を担う若い世代へ「紛争鉱物」問題を広く知ってもらうことで、グローバルな視点を持つことの大切さや、持続可能な天然資源利用について考えてもらうことを目指します。また、日常の生活の中で問題解決のために私たちが取れる方策を考えるきっかけを作ります。

紛争鉱物問題とは
スズ、金、タンタル、タングステンなどの鉱物のうち、アフリカの紛争地域から採取される鉱物のことを紛争鉱物と呼びます。

これらの金属は私たちの生活を支える便利な家電製品や自動車などに使用され、製品の小型化や高機能化を支えていますが、その売却益が武装勢力等によって武器などの購入資金に充てられ、紛争激化の原因の一つになっています。その中心的な地域となっているコンゴ民主共和国では、1996年~2002年に起きた紛争で540万人が死亡し、第二次世界大戦以降世界最悪の紛争となっており、その後も多くの虐殺、レイプ等の人権侵害が日常的に行われています。

現在、世界規模でこの問題が取り上げられ、各国政府やメーカーは金属の原産地を公表するなどの対応を迫られています。しかし、日本ではまだ一般にこの問題に対する理解が進んで
おらず、今後メーカーや政府等が対応を進めていく際の障害となると考えられます。そのため、より多くの消費者がこの問題を理解する必要が出てきています。

学習目標


ご協力・出前授業実績

2011年10月に、全国の大学生15名が参加するプロジェクトとしてスタートしました。2012年3
月に教材を完成させるまでの間、以下の方々および組織にご協力を頂きました。

■アフリカの紛争および紛争鉱物に関する情報提供
・NPO法人テラ・ルネッサンス
・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)元職員 米川正子 氏
・パナソニック株式会社

■教材作成に関するご助言
・東京都杉並区立 和田中学校
・私立 頌栄女子学院中学校
・新宿区教育委員会

■出前授業実績
・東京都杉並区立 和田中学校(2回)
・神奈川県立 金沢総合高等学校
・千葉県船橋市立 法典小学校

生徒の声 東京都杉並区立和田中学校 1年生たち

✓レアメタルと聞くと、難しくてあまり私たちには関係が無いのでは、と思ったけど、ケータイ、テレビ、パソコン、車など私達にとても身近なものだと知った。
✓レアメタルをめぐって紛争をやめさせるために、新しい技術や解決法をつくることが重要だと思います。
✓豊かな生活をしている裏で紛争が起こっているなんて知らなかった。これからは自分にできることを探していきたい。

 

2012/3/4 教材発表会

【開催報告】あなたの携帯とアフリカの紛争の関係を知ろう!-紛争鉱物に関する教材発表会

2012年3月4日、教材発表会を開催いたしました。学生、NGO関係者、企業関係者など、総勢71名の方にお越しいただきました。日曜日にも関わらずお越し頂き、大変ありがとうございました。

当日は、教材を使用した授業実演、杉並区立和田中学校代田昭久校長によるコメント、宇都宮大学特任准教授米川正子様によるご講演、国連・企業・NGOそれぞれの取り組みをより深く知り、意見交換をする分科会など、盛りだくさんの内容でしたが、「紛争鉱物」という遠いようで実は身近な問題について、より深く知り、意見を交わすことができたのではないかと思います。

今回できたつながりを生かし、今後もこの問題をより早く解決できるよう、みなさんとまた力を合わせていきたいと私たちは思っています。

特に、4月以降本格的に実施する出前授業や廃家電がもたらす環境汚染などに関する問題に一緒に活動していただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡を頂ければと思います。
この度はご参加いただきどうもありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

 

エコ・リーグ 紛争鉱物に関する教材開発学生プロジェクト メンバー一同

2011/10/1 キックオフミーティング

世界とつながる私たちの消費
~金属資源にまつわる問題をどう若者に伝えていくか~キックオフミーティング
2011年10月1日@パナソニックセンター東京

去る10月1日に、本プロジェクトのキックオフミーティングを行いました。
プログラムは以下の通りです。

1. 開会・主催団体紹介
2. 協力企業ご紹介
3. 参加者・スタッフ自己紹介
4. プログラム全体説明
5. 講演(1)「電機メーカーにおける資源との関わりについて」
パナソニック株式会社 CSR担当室 有川倫子氏
6. 講演(2)「大湖地域の歴史背景と紛争鉱物をめぐる人権侵害の現状について」
NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長 小川真吾氏
7. 教材作成の流れの説明調査
8. 調査項目ブレインストーミング
9. 調査役割分担、調査の進め方の打ち合わせ
10.全体シェア・閉会

1. 開会・主催団体紹介
本プロジェクトの主催団体であるエコ・リーグ(全国青年環境連盟)と
運営主体であるエコ・リーグResource&3R Revolutionプロジェクト(RRR)の
紹介を致しました。

2. 協力企業ご紹介
本プロジェクト協力企業であるパナソニック株式会社様、エデュケーショナル・
コンテンツ株式会社様、エフエムモバイルコミュニケーションズドットコム
株式会社様からの出席者の方々をご紹介いたしました。

教材作成の中で、教材の構成についてアドバイスや発信方法についてのサポートを
行っていただきます。

3. 参加者・スタッフ自己紹介
全国各地から集まった本プロジェクトの参加者同士で自己紹介を行いました。
また運営スタッフの紹介もさせて頂きました。

4. プロジェクト全体説明
本プロジェクトの全体像についての説明を行いました。
1)主要目的
・消費者の利用する家電製品に関して、生まれてくる資源と環境や人権の問題に
向き合う機会とすること。
・学生が社会に出る前に、本質的な社会問題への取り組みを知ること。

2)プログラム概要
・調査インプット⇒教材開発⇒実施・展開という3つの取り組みを行います。

 

 

 

 

 

5. 講演(1)「電機メーカーにおける資源との関わりについて」
パナソニック(株)CSR担当室 有川倫子氏

パナソニック株式会社の有川氏より、電子産業と資源の関わり、直面している問題、
世界の動きや取り組みなどについてお話頂きました。

 

 

 

 

 

6. 講演(2)「大湖地域の歴史背景と紛争鉱物をめぐる人権侵害の現状について」
NPO法人 テラ・ルネッサンス 小川真吾氏

テラ・ルネッサンスは世界の紛争地域で人道支援を行うNGOで、コンゴ民主共和国では、現地NGOと協力して、元子ども兵の社会復帰支援を行っています。

今回はコンゴ民主共和国を含む大湖地域の歴史的経緯、資源搾取や人権侵害の現状や現地での活動の様子などをお話し頂きました。

 

 

 

 

7. 教材作成の流れの説明
ここでは調査やストーリー立てなど今後どのようなスケジュールで教材開発を
行っていくか、簡単に説明しました。
・11月上旬開催予定の勉強会までに、教材に必要な要素の洗い出しを行います。
・勉強会後の各要素に対して深める段階で、その発信方法についても考えていきます。

8. 調査項目の洗い出し
参加者の中で、まず教材開発にあたってどのような項目を調査すればよいか
洗い出しを行いました。要素の洗い出しと整理の結果、以下の5つに集約されました。

・紛争の構造について
・紛争鉱物問題について
・コンゴ民主共和国と周辺についての基本的な情報
・レアメタルを使用した技術、中学生のレアメタルなどに対する認知度
・紛争鉱物問題に対する各主体の取り組み状況

9. 調査役割分担、調査の進め方の打ち合わせ
8.で決定した5つの調査テーマへ、それぞれ3人ずつを調査グループとして割り振り、
そのグループ内部でまた調査の進め方や役割分担を話し合いました。

 

 

 

 

 

 

10.全体シェア・閉会
調査グループ内で話し合ったことを全体へ共有し、キックオフミーティングは
閉会しました。

次回は11月6日(日)に今回決まったグループごとの調査結果を持ち寄り、
報告をすると同時に、コンゴの情勢や企業の紛争鉱物に対する取組のより深い内容を
学びます。

以上

2011/11/06 勉強会のご紹介

世界とつながる私たちの消費 ~金属資源にまつわる問題をどのように若者に伝えていくか~勉強会

2011年11月6日(日)

@国立オリンピック記念青少年総合センター

11月6日に行いました勉強会の内容を紹介します。

主なコンテンツは、より深い知識を得るために実際にコンゴ民主共和国で活動された宇都宮大学特任准教授の米川正子様や企業の調達という側面からパナソニック株式会社様よりお話を頂きました。また、実際に教材を作るために、プロの方からお話を伺いました!

1.アフリカにおける紛争、天然資源と人権侵害

上記のタイトルで米川様にご講演いただきました。紛争の背景から構造、現状までリアルな写真や図を使いながらのお話で、状況をリアルに感じられましたし、あらためて考えさせられることもありました。その中でも、「不処罰」に関しては特に考えさせられました。

不処罰とは、『刑事、民事、行政、懲戒手続きの上で 加害者に罪の責任を求めることが法律上、または事実上不可能な状態』のことです。コンゴでは不処罰が当たり前です。だからこそ、加害者が、告発、逮捕、裁き、適切な罰則、そして犠牲者への賠償金の支払いのための調査を受けず、人権侵害が無くならないということでした。日本では当たり前のことが当たり前ではない国が当然にあり、その国と日本が無関係ではないということは考えなければならないと思います。

2.紛争鉱物対応について

企業が使っている資源の流れやその金属の採掘場所特定の困難さ、また米国金融規制改革法といった法律面のお話をしていただきました。採掘場所特定では、一企業が紛争鉱物を使わないためには、様々な製造メーカー等のサプライヤ―の協力が必要であり、そもそも採掘場所の特定が容易ではないと感じました。

また、紛争鉱物に指定されているタングステン、タンタル、錫、金とは別にコバルトもその多くが採掘されるのに先ほどの法律で規制対象となっていないということを知りました。その理由は、コンゴはコバルトの主要生産であり、リチウムイオン電池等に使用されるコバルトは企業が大きなダメージを受けるため規制されていないということです。このことに社会の複雑さを感じました。

3.中学生向け教材の作り方と話し方

中学校の授業の内容から中学生に話をするときに大切なことといったように、教材を作成し、実際に授業を行う際に大切なことを教えていただきました。特に、

①大声で話す
②実感が伴う実例
③10分以上、続けて話さない
④答えを言わない!考えさせる!
⑤漢語・横文字を極力避ける

ということはきちんと意識しなければならないと思います。

また、最後に現時点で中学生に伝えたいメッセージを総合学習チーム、社会チーム、理科チームに分かれて考えました。

 

 

 

 

 

 

 

豊かな生活の裏で紛争が起こっていることや社会は世界と繋がっていることなどといったメッセージが発表されました

勉強会全体を通じて、これからに繋がる勉強やディスカッションが出来たのではないかと思います。

 

以上