2011/11/06 勉強会のご紹介

世界とつながる私たちの消費 ~金属資源にまつわる問題をどのように若者に伝えていくか~勉強会

2011年11月6日(日)

@国立オリンピック記念青少年総合センター

11月6日に行いました勉強会の内容を紹介します。

主なコンテンツは、より深い知識を得るために実際にコンゴ民主共和国で活動された宇都宮大学特任准教授の米川正子様や企業の調達という側面からパナソニック株式会社様よりお話を頂きました。また、実際に教材を作るために、プロの方からお話を伺いました!

1.アフリカにおける紛争、天然資源と人権侵害

上記のタイトルで米川様にご講演いただきました。紛争の背景から構造、現状までリアルな写真や図を使いながらのお話で、状況をリアルに感じられましたし、あらためて考えさせられることもありました。その中でも、「不処罰」に関しては特に考えさせられました。

不処罰とは、『刑事、民事、行政、懲戒手続きの上で 加害者に罪の責任を求めることが法律上、または事実上不可能な状態』のことです。コンゴでは不処罰が当たり前です。だからこそ、加害者が、告発、逮捕、裁き、適切な罰則、そして犠牲者への賠償金の支払いのための調査を受けず、人権侵害が無くならないということでした。日本では当たり前のことが当たり前ではない国が当然にあり、その国と日本が無関係ではないということは考えなければならないと思います。

2.紛争鉱物対応について

企業が使っている資源の流れやその金属の採掘場所特定の困難さ、また米国金融規制改革法といった法律面のお話をしていただきました。採掘場所特定では、一企業が紛争鉱物を使わないためには、様々な製造メーカー等のサプライヤ―の協力が必要であり、そもそも採掘場所の特定が容易ではないと感じました。

また、紛争鉱物に指定されているタングステン、タンタル、錫、金とは別にコバルトもその多くが採掘されるのに先ほどの法律で規制対象となっていないということを知りました。その理由は、コンゴはコバルトの主要生産であり、リチウムイオン電池等に使用されるコバルトは企業が大きなダメージを受けるため規制されていないということです。このことに社会の複雑さを感じました。

3.中学生向け教材の作り方と話し方

中学校の授業の内容から中学生に話をするときに大切なことといったように、教材を作成し、実際に授業を行う際に大切なことを教えていただきました。特に、

①大声で話す
②実感が伴う実例
③10分以上、続けて話さない
④答えを言わない!考えさせる!
⑤漢語・横文字を極力避ける

ということはきちんと意識しなければならないと思います。

また、最後に現時点で中学生に伝えたいメッセージを総合学習チーム、社会チーム、理科チームに分かれて考えました。

 

 

 

 

 

 

 

豊かな生活の裏で紛争が起こっていることや社会は世界と繋がっていることなどといったメッセージが発表されました

勉強会全体を通じて、これからに繋がる勉強やディスカッションが出来たのではないかと思います。

 

以上